店舗兼用住宅を設計する上で生業と暮らしが共存している心地よさを感じることがありました。
近代以前は日本でも大衆の暮らしは生業と暮らしが一体であったことを考えると自然のことのような気がしますが、それ以上に現代に必要な生き方暮らし方である気がしてなりません。
現代では親の仕事を間近に見て成長できる子供は希です。
この家では子供が学校から帰ってくると自然に店舗の仕事を手伝い、利用者との交流があるようです。地域に開き、地域を見守りつつ地域の人に見守られる。
そんな暮らし方・子育てが現代の人の救いになるように思います。